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Golf My Wonderland

2017-05-20 *PGAツアに注目新人現わる!韓国の《キム・シウー》

*PGAツアに注目新人現わる!韓国の《キム・シウー》

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❖ 第5のメジャーといわれる「ザ・プレーヤーズ選手権」で、《キム・シウー》が若干21歳で優勝した。この出来事は注目に値する。5月11日から4日間、難度の高いTPCソーグラス(フロリダ)で行われ、NHKBSも力を入れて4日間中継した。第5のメジャー選手権といわれるだけあって、出場プレイ―ヤーはメジャー大会そのものだった。

❖ 《キム・シウー》は10アンダーで2位を3打差付け優勝。敬服に値する成績だった。韓国出身の弱冠21歳、アダム・スコットの大会最年少23歳を更新する記録で、ゴルフ界が注目している。21歳にして4日間、あの堂々としたプレイ振りは、あのあどけない青年の素顔とは裏腹に、ベテラン・プレイヤーを彷彿とさせるプレイ振りに、誰もが唸ったに違いない。

❖ 《キム・シウー》とはどんなプレイヤーか。昨年(2016年)「ウィンダム選手権」で初優勝。2位に5打差を付け、21アンダーというビッグスコアの成績だった。今回は2勝目。2012年史上最年少の17歳でPGA最終予選会を通過し、ジョーン・フォーリーという元タイガーウッズのコーチの指導を受け、実力を上げてきた。松山英樹を兄と慕う中。一緒にプレイして刺激を受けているという。今の目標は松山英樹と言っているが、さあ、二人のこれからの丁々発止が楽しみである。

❖ 今回のプレイで感じることは、ちょっと前の選手ならルーク・ドナルドや今回も出場しているビジェイ・シンのような、確実性を尊ぶプレイ運びだ。もちろんどんなプレイヤーでも4日間正確なプレイが続くとは限らないが、最終日にそのベストプレイができるところに、彼の非凡な実力があるとみた。

❖ 今後、松山英樹の好敵手になるであろう《キム・シウー》という韓国の若手俊英を、注目して行きたいと思う。それにしても韓国という国から、女子に限らず、どうしてこうした優秀なプレイヤーが排出されるのか驚きを隠せない。これからの日本の若手プレイヤーに期待したい。(了)




2017-05-15 *川岸史果の“一打の思い”!

*川岸史果の“一打の思い”!  〜ツア「ワールド・レディスCS」〜

❖ GW終盤に展開されたメジャー戦「ワールド・レディス・チャンピオンシップ」は、プロゴルファーの妙技と熱戦を展開してくれた。なかでも最終盤、昨年に続き2連覇を飾るかレキシー・トンプソン、先週に続き2連勝をもぎ取るかキム・ハルヌ、そして開幕戦より優勝争いを演じるニューフェース川岸史果の初優勝なるか、見どころのある接戦だった。
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❖ 最も印象に残ったのは、最終組18番ホール〔パー4〕のグリーンの戦いだった。キム・ハルヌはグリーン奥のバンカーから3打目を手前グリーンエッジに。レキシー・トンプソンはピン手前横5ヤード余のバーディチャンス、川岸史果はグリーンに乗らず、手前1ヤードほどの花道だ。注目は川岸の外からのパットの狙いだった。

❖ この時の戦況はトップのキムが4打差を付けて〔ー10〕、レキシーと川岸そして先に上がっているコ・ジンヨンが〔−6〕で2位である。注目は3人のうち、誰が単独2位か2位タイか、それとも3位か4位かの争いだ。ファンは川岸の活躍を期待している。それだけにグリーン手前から川岸の1打目のパットに衆目が集まった。

❖ 川岸のボールは、2打目がピンまで15ヤード余のところ。ピンまでややフックライン。そこを彼女は狙いで打った。ピンの位置はメジャー大会だけに非常に難しく、お椀を引っ繰り返した形状で、上よりやや下がったところに切ってある。競技委員もこの位置にカップを切っていいかどうか迷ったほどのホールセッティングだった。

❖ 川岸のボールはボール1つ外れ2ヤードほど下って止まる。そして2打目のスライスラインはカップインを逃し3パットに終わった。結果は4位に。さて、この時の川岸の心理と戦略をどう読むかを想像してみると、レキシーのバーディが固いとみて、1パットを狙った、というのが大方の見方であろう。しかし大変難しいピン位置だけに外れた時のボールの位置は予想し難い。結果2ヤード余オーバーした。

❖ レキシーはバーディならずパーで終了。コ・ジンヨンと〔−6〕と同スコア。川岸は返しのパットも入らずボギーとし、〔―5〕で4位に終わった。解説の塩谷育代は、賞金を稼ぐというプロの姿勢はファーストパットにかかっていると話していた。単独2位か3位の差が約300万円。結果は上記のようにバーディを狙いの3パットで終わった。

❖ 解説塩谷プロと古閑美保レポーターは1パットを狙った川岸の若さとチャレンジ精神を評価していたが、この経験を今後どのように活かすかが課題であるというコメントも忘れなかった。パットの1打という重さ、判断の難しさを教えられた。(了)




2017-05-10 *ゴルフは同伴競技者に学べ!

ゴルフは同伴競技者に学べ!


❖ プレイをする際に、アベレージゴルファーは気の合った仲間と廻る機会が多い。それはそれで楽しいもの。しかし、考え方によっては、廻ったことのない人や偶然の組み合わせになる人とご一緒することで、ゴルフの技術や楽しさを学ぶことが結構あるといつも感じていたが、面白い記事を見たので紹介したい。
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❖ 阪田哲男といえば、世界アマのメダリストであり、日本オープンロウアマを4回も取ったアマチュアの鏡、著書もある。週刊「パーゴルフ」の“いいボギーの思考学”という我々に大いに参考になる連載記事をいま書いている。5月2日号の「同伴競技のプレイには多くのヒントが詰まっている」という記事には引かれるところがあった。

❖ ラウンドする時は、4人1組が一般的だが、自分を除き3人のプレイヤーから様々なことを学べるという。ティ・ショットでは、あのヘッドスピードであそこまで飛んだ。私の場合ならあの辺だろうとか、アプローチなら、あのボール状況で難しい攻めかをして失敗した。他人の失敗から自分の攻め方を見直すことができる、といった具合だ。

❖ 氏曰く「自分のこととなると状況を考えずに無茶をしがちだが、他人のことなら比較的冷静に見ることができる。他人のミスを自分に置き換え、次に自分が同じような状況に遭遇した時に生かせばいいわけだ。」「他人のプレイを観察することに慣れてくれば、おのずと視野が広くなってくる。」と。

❖ “人のふり見て我がふり直せ”ゴルフにも通ずる格言だ。ところで、1ラウンド廻って、今日のプレイ内容を振り返る時、18ホールの自分のプレイをしっかりと思い出せる人はどれだけいるだろうか。上級レベルのゴルファーは別として、自分を含めてだが、なかなかおぼつかない。漫然とプレイしている証拠であろう。

❖ ボビー・ジョーンズの名著「ダウン・ザ・フェアウェイ」には、何年も十数年も前の対戦を、自分のプレイだけでなく相手のプレイをも詳しく記憶している記載があり、驚いたことを覚えている。アベレージゴルファーでも各ホールを1打1打よく考え、目標に向かってプレイするならば、記憶に刻まれる機会が多くなるに違いない。

❖ その意味で、自分のプレイ目標をしっかり定め、同伴競技者のプレイをもよく観察してプレイすることが上達への道になることだろう。ゴルフが考えるスポーツといわれる所以がここにもあるようだ。(了)





2017-05-08 *「考える卓球」をみて「考えるゴルフ」を思う!

「考える卓球」をみて「考えるゴルフ」を思う!</span</pp>

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❖ 5月5日「こどもの日」に放送されたNHK BS「めざせ!オリンピアン」(21:00〜21:50)は、卓球五輪選手の平野早矢香が小学校4年の逸材を指導する番組だったが、その指導方法は「考える卓球」だった。見ていて、我々のゴルフにも通ずるものがあり、自分のゴルフを振り返えるきっかけとなった。

❖ どんなスポーツでも考えないスポーツなどない。当たり前と言われれば返す言葉もないが、ゴルフの場合、上達するゴルファーとなかなか進まないゴルファーがいる。プロのトーナメント中継を見たりゴルフ雑誌に教わったりして、練習場で腕を磨くが、なかなか前進しない。考えどころが違うのではないかとあれこれと考えてしまう。

❖ 「考えるゴルフ」という視点で、アベレージ・ゴルファーを3つのタイプに分けているレッスンプロがいる。尾林弘太郎氏だ。2万人のゴルファーを指導してきた経験をもとにそれぞれのタイプの考え方を分析している。大変参考になるので、少し触れてみたい。
タイプ1:上級ゴルファー、タイプ2:上達ゴルファー、タイプ3:停滞ゴルファーだ。

❖ 上級ゴルファーは上手くなる考え方を持っている人。先天的に持っている人もあれば、猛練習や豊富なラウンド数で上手くなる考え方を身につけた人だ。上達ゴルファーは上手くなりたいと願う向上心があり、自分の限界に向かって努力する人。一方、結構多いのが停滞ゴルファーだ。上手くなる考え方を持っていない人であり、その考え方を修正しようとしない人、をいう。

❖ 停滞ゴルファーはとかくすると「魔法的情報」を探すきらいがある。そして練習の目的に一貫性がなく、新しい情報に飛びつき、異なる練習をイタチごっこのように繰り返す。このサイクルに入ると抜け出すのは一苦労する。よほどの意識革命が必要だという。長くゴルフと付き合ってきた人には、かなり思い当たる節があることに驚く。

❖ 以上は、尾林弘太郎著「ロジカルゴルフ〜実践ノート」より引用させたいただいたゴルファー3つタイプである。ゴルフは自然の中でプレイするため、その日その日の条件が異なってくる。先ずは「風」「ボールのライ」「マネジメント」「メンタル面」「飛球のイメージ」「距離感」「打ってはいけない場所」などなど、1打1打にそれらが関わってくる。

❖ 一流選手が1ラウンド廻ってくると“疲れた!”という言葉をよく聴くが、上記のような考える要素のほか、競っているプレーヤーとの心理関係も加わり、重圧がかかるのであろう。アベレージ・ゴルファーはその10分の1でも「考えるゴルフ」をしたいものである。(了)
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2017-05-03 *100歳のプロゴルファーに聴く!!

*100歳のプロゴルファーに聴く!
❖ 今回は「淡々と生きる〜100歳のプロゴルファー人生哲学」(集英社新書)を読んだ感想を記そう・・・。内田棟(うちだ むらぎ)という、100歳にしてゴルフ病から逃れられない稀有な人がいる。軽井沢に住み続け、現在も現役でプレイする。100歳まで生きること自体が稀有であるのに、毎日トレーニングし1ラウンドプレイもこなしゴルファーのレッスンも欠かさないという驚きの生活である。
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❖ ご本人目標は100歳までゴルフをすることであったが、今では何歳までゴルフができるかという新たな目標にチャレンジしているという。考えてみれば、ゴルフの世界には数々の記録がある。しかし100歳以上プレイし続ける記録はまだ聞いたことがない。応援したい気持ちになる。

❖ この本は、内田棟のゴルフ人生を語ったもので、「100歳のプロゴルファー」というキャッチフレーズに重みがある。1人のプロゴルファーの生き様をつづった内容だ。そもそもゴルフのスタートは、軽井沢に生まれ、少年のころから軽井沢ゴルフ倶楽部のキャディから身を起こし、55才でプロとなる。軽井沢ゴルフ倶楽部は名門コースだけにさまざまな名士とのゴルフ交流の逸話も面白い。理事長を務めた白洲次郎との交流、白洲のマナー、チケットに厳しい姿勢が垣間見えて貴重である。

❖ 白洲次郎といえば、終戦直後吉田茂首相の懐刀として活躍した人物でゴルフにも造詣が深かった。イギリス留学中ゴルフに親しみ、戦後は政治から身を引いて趣味のゴルフに生きた。その後軽井沢ゴルフ倶楽部の理事理事長として、名門コースの名を高めている。ゴルフ雑誌「パーゴルフ」に掲載された記事「疾風の声を聞け!白洲次郎伝」(2016年6月7日号より8回連載)は、ゴルフを通して白洲次郎の世界を知ることができる。

❖ 横道に逸れたが、内田棟ほどゴルフ病に憑りつかれた人物はいないだろう。この本で教えられるのは、何歳になっても自分に目標を掲げて、淡々と歩んで行くという姿勢ではなかろうか。(了)