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shi3zの長文日記 RSSフィード Twitter

2017-04-25

オノ=センダイってなんですか? 07:32

 僕が立てたマストドンインスタンスはmstdn.onosendai.jpである。

 この「オノセンダイとはなんですか」ということを聞かれることは避けられない宿命だ。

 そして昨日、オノセンダイとはなんですかと聞かれたので説明した。


 オノ=センダイは、とにかくとてもカッコイイ。謎の企業である。本当はUEIではなくオノ=センダイ株式会社にしたかった。


 オノ=センダイに限らず、サイバースペース、カウボーイ、マトリックス、ジャック・イン、ROM構造物はすべてひとつの作品に登場する概念である。


ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)



 なんかこの新装版の表紙がすきになれない。やっぱ昔の方がいい

 と思ったらAmazonに昔のやつがない。


カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)

カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)


 まあこれだよ。コレコレ


 こーゆーカンジ。新装版にする必要ないのにな。



 スノウ・クラッシュニューロマンサーは必読である。

 そして言っておくがニューロマンサーは読むのに時間がかかる。おれは30年くらいかかった。


 なんせ眠い。何が起きてるのかだんだんわからなくなる。

 しかしこの小説が描いているのはまさしく未来であり、そして現実になりつつあるものであるということ、そして今の世界を作っているのは、このウィリアム・ギブスンという作家が40年前に妄想したことそのものであるということ。


 イーロン・マスクもマーク・ザッカーバーグも、ニューロマンサーの影響を受けずにいられない。彼らが言ってることの本質を理解するためには、ニューロマンサーを読むしか無い。


 でも読むのは難解であり苦痛でもあるから、てっとり早く彼らの言ってることを理解したかったら、JMでも見ればいい。違うけど

JM (字幕版)

JM (字幕版)

2017-04-24

佐川が雑なのかAmazonが雑なのか 07:24

https://i.gyazo.com/78a94caaebce43a71e0c5276d78ddfea.png

 なんなの?佐川はワープ航法でも発明したの?

 ちなみにまだ届いてない

 Amazon、配送トラックするならもっとマシな仕組みにして欲しい

2017-04-21

MastodonはP2Pか? そしてMastodon以外の最近注目すべきP2P技術 08:06

 僕はMastodonをP2P(+Edge)だと思っている。こんな用語は聴いたことないが、P2P2Eと略しても良い。


 んで、P2P2Eとはどういうことかというと、少数のサーバント(server + client)が相互に対等な関係を保ちながら、各サーヴァントに対してエッジ(端末)がアクセスする構造。


 で、勘の良い人はすぐ気づいたと思うけど、これってインターネットの仕組みそのものなんだよね。


 PCからプロバイダーに接続して、プロバイダーが別のプロバイダーに接続する、そっちのプロバイダーにはまた別のPC(エッジ)がつながっていて・・・という構造。


 本来、インターネットの根幹をなす仕組みはP2Pだったのに、歴史的技術的制約で、なぜかサービスはクラウドになってしまった。


 これは誰かがどこかで是正しなければならないんだけど、今までインターネット上のサービスをP2P化しようという試みはずっと失敗し続けてきた。


 その理由は、純粋なP2P、つまりPCからPCへの通信を前提としたP2Pしか出てこなかったからだと思っている。サーバントをやるにはそれなりにCPUパワーもディスク容量も要るから、ヘビーユーザーしか参加できなかった。インターネットと同じP2P2Eの方式なら、一部のパワーユーザが建てたP2Pサーヴァントにエッジがぶら下がる方式でいくらでもいける。昔、あちこちにボコボコWebサーバーが立ち上がったのと同じ図式だ。


 最近になってようやくビットコン(とブロックチェーン)が市民権を得てきて、「P2Pって怪しくないかも」と思われつつある。本来は怪しくないどころかインターネットの基本的な構造はすべてP2P技術の上に乗っているだけなんだが、WinMXとかが違法コピーとかに使われるようになってP2Pという言葉のイメージがとても悪くなった。


 が、回線が高速化し、大容量ストレージを誰でも使えるようになったから、各サーバントが過去のすべての台帳を持つブロックチェーンみたいな仕組みが実現できるようになったし、Mastodonだって、あんなに雑にインスタンスを立てられるのもいろんなインフラが揃ってきたからだ。


 他にもP2Pで注目すべき技術はあって、まあこのへんは政府で情報関連政策とかを担当している id:mkusunok の受け売りだが、たとえばP2Pストレージ技術として、cockroachdbや、zerodbやzeronet、SyncThingというのがある。



 ジャーナリストの星暁雄さんによるとIPFSというのもある


 Mastodonにはこのうちのどちらかが統合されるか、もしくはセットで運用されることになるだろう。


 Mastodonはメールすらなくしてしまう可能性がある。大容量データは暗号化されてP2Pストレージに分散的に格納され、必要な鍵を持っている人が任意のタイミングで取り出す、ということができるようになれば、メールの添付ファイルとか、暗号鍵を別便で送るとかという馬鹿で非効率的な文化(まあ日本にしかないらしい)はなくなるはずだ。


 実は数年前からP2P技術にも注目していたんだけど、Mastodonが思わぬ流行になったところでこれを突破口としていろいろおもしろいP2P技術をAIと組み合わせて作れると思っている。


 なぜなら、P2Pってなにかに似てると思わない?


 そう、ニューラルネットワークだよね。


 今のところ、ニューラルネットワーク、深層学習(ディープラーニング)と呼ばれるものは多層構造のマルチレイヤーパーセプトロンが主流だけど、東大の松尾研では、マルチエージェントシステムによる深層学習が実現できるのではないかという研究をしている。短期的にはAIの計算を負荷分散するためのクラウドが相互に連携してさらに大きなクラウドを作ることも考えられるし、いまはイーサリアムを発掘している人たちも、自宅のGPUをP2Pで誰かに貸し出せば電気代以上のお金を払ってもらえるとなれば人工知能へのGPUノード提供に鞍替えする可能性もある。


 いま、僕は国内の複数の深層学習用GPUクラウドの設置に関わっている(たぶん個人で関わっている数でいえば最大じゃないだろうか)けど、正直、1000億かけてもこれではまだ足りない。個別の組織が付けれる予算には限界があるからね。


 だから最終的にはいろいろな組織がバラバラに持っているGPUクラウドをP2Pで連携させて、Googleにも追いつけないような規模のGPUネットワークを作れるんじゃないかと思っている。


 それを実現するためには、プライバシーの問題や暗号化の問題、利用料金の徴収と適切な分配ルールを作る必要があって、いろいろ毎日議論していたところ、そんなときにMastodonブームがやってきた。これは乗るしか無いよね。


 というわけでUEIではP2P技術に興味のあるインフラエンジニア、Webエンジニアを募集しています。



 Mastodonを契機としたこのP2Pビッグウェーブでインターネットを再発明しようぜ

2017-04-20

Mastodon、今度はリアルイベントへ! 4月28日(金) Mastodon会議開催決定!  05:54

 Mastodonがめちゃくちゃ盛り上がってる。


 盛り上がってるついでに、僕が昔から欲しかったBotを作ってみた。

 このBotは、コーネル大学図書館のarXiv.orgのArtificial Intelligenceカテゴリーへの新規投稿を監視し、新しい論文をニューラル翻訳して1時間おきに呟く。


 もう毎日、多くて20本以上の論文が発表されるので辛いし、あとやはり日本人なんで、英語の一覧がバッと出たときにただでさえ難しいこと書いてあるから読むのが辛い。また、タイトルだけでは内容がぜんぜん想像できないなどの問題があり、どうしてもarxiv.orgをチェックするのを怠りがち。そんなモノグサAI開発者を救うためのBotであり、せっかくだからAI情報を配信するUEI公式Mastodonアカウントで配信してみた。

https://mstdn.uei.co.jp/@info

https://i.gyazo.com/f9db9ece9601b4e00519679596260235.png


 正直、日本語になってもチンプンカンプンではあるが、「あ、なんか自然言語かな」「あ、なんか超解像かな」という雰囲気を知るには十分なので、気になるものがあったらarxiv.orgのリンクを踏めばいい。どうせ人間の有限な時間では全部見ることはできない。


 自分に関係あるか、興味あるか、だけ確認できればいいのでとりあえずこれで運用してみる


 Mastodonボットを作るのが信じられないくらい簡単だったので、これは流行る氣がする。なんか、N高校とかで教えるのがちょうどいい感じ。


 まあうざいFavoボットとかたくさんありますが


https://i.gyazo.com/d1e6985f4517a12350244fae76d18b15.png


 さて、Twitterとは真逆のデセントライズ、非中央集権化を標榜するマストドンですが、一昨日の夜にいきなり遠藤さんからメッセージが来て「来週イベントやることにしたから出てよ」というので急遽登壇することになりました。こちらは有料みたいですが、もうすぐ満席になりそうなのでもっと大きい会場を探し中。


 僕意外にはmstdn.jpにサーバーを提供してるさくらインターネットさんが話をされるみたいです。他にも登壇者は増える予定。


http://ascii.jp/elem/000/001/470/1470487/


 その直前にPixivさんがMastdon/Pawooの技術というネタでPixiv Nightの開催が決定

 こちらは無料で技術寄りのイベントというのもあってか、即満席。まだ抽選には間に合うっぽいのでダメモトで申し込むことも可能


https://pixiv.connpass.com/event/55613/



 既にマストドン上で「なぜ企業がこういうイベントをやるのか/企業しか話さないのか」という批判が出現していて、まるでインターネットの歴史を早回しで見ているかのようですが、20世紀は「本来軍事と学術用に造られたインターネットで金儲けするとは何事か」という苦情が雨あられと来たものです。最近そういうこと言う人いなくなりましたけど。



 企業が積極的にオープンコミュニティに参加しようとするのは、そのコミュニティに将来性があり、健全性が期待されているからだと、僕は考えます。


 そして完全な善意に期待するのみではP2Pネットワークは発展できないどころか、邪悪なものに堕ちてしまう可能性も秘めてしまっています。


 Mastodonのイメージは今のところクリーンです。悪いことをしようとしても、実現するのがなかなか難しそうだからでしょう。


 また、MastodonのソースはAGPLというライセンスで守られています。これは、ソースをフォークしてサーバーを立ち上げた場合であっても、改造したら改造した部分のソースコードを公開しなければならないというものです。


 ですからPixivのPawooも、ドワンゴのfriends.nicoも改造部分を含めたソースが公開されています。


 これまでの企業の常識から言えば、クラウドサービスのソースコードを公開するというのはあり得ないことでした。それが競争力の源泉だと信じられていたからです。


 しかし現在、そう考えている人はほとんど居ません。奇しくも、Mastodon自体が、単に無改造で運用するには難しいシロモノになっているからです。


 Mastodonが健全に発展し、その発展を維持するためには、健全な企業の活動と結びつくのが最も確実で健全な道です。


 企業は本能として、寄生するプラットフォームを発展させ、維持し、そのためのコストを払います。そのコストをどこからどうやってひねり出すか、というのはMastodonのコミュニティの将来性を考えたときに最も重要なポイントになります。


 Pixivやドワンゴなら自社サービスの会員数を増やしたりロイヤルカスタマーとして囲い込むというモチベーションが、早期の導入につながっています。


 本来はてなやAmebaあたりもとっとと参入するべきですが、まあなんせ一週間しか経っていないので経営トップがMastodonの存在を認知していない可能性もあります。


 こういう、既存のコミュニティ運営企業みたいなのはMastodonに絡みやすいのですが、Mastodonの運営そのものでお金を稼ぐ人たちが現れてからが本物と言えるでしょう。


 僕は駆け出しの研究者としてはMastodonに多大な興味があります。

 AIが学習するためのデータを集積する基地としても興味があるし、AIが人間の思考を直接アクセラレートする媒体としても興味があります。


 まあその第一歩が https://mstdn.uei.co.jp/@info のように、AI(単なるBotではあるけれども内部的にはニューラルネットを使ってるからAIと呼んで差し支えないと思います)が人間のやっている作業を一部代替したりする世界には未来があるような気がするのです。


 まだ根性がなくて作ってませんが、運用が安定してきたら、たとえば論文の紹介投稿にファボされたりブーストされたりしたら、関連する過去の論文をリプライするとかするともっとAI的になるかもしれません。


 そのためには論文の傾向をベクトル化してベクトル近傍探索できるようにしておかないといけませんが・・・まあとりあえず英語論文ならWord2Vecでもいいのかな。いやダメかな


 まあとにかく企業の健全なる活動に、Mastodonをどうやって取り入れていくか、このあたりが28日のテーマになると思うんですよね。


 とはいえ遠藤さんにはもっとユーザーに近い立場の人にも喋って貰ったら、と提案はしています。

2017-04-19

Mastodon関連サービス続々登場 07:13

 Mastodonの勢いが止まらない。

 もうマスト丼だドンとか言ってる場合じゃない。


 早速さくらがぶっ込んできた。


http://cloud-news.sakura.ad.jp/startup-script/mastodon/


 しかもこのニュースページ自体がデータベース接続エラーでつながらないという失態、というか嬉しい悲鳴。まあサーバー屋がサーバー落としてたら普通は恥ずかしいと思うはずだけど。


 このスクリプトを使うとさくらのクラウドで簡単にMastodonインスタンスが立てられるらしい。

 っていうかそれ知ってたら昨日一日潰してまでMastodon立てなかったのに・・・まあいいか。


 また、Dockerコンテナをサクッとデプロイできるサービスが6月まで無料。


https://mstdn.jp/@mastodon/22239

https://arukas.io


 でもさくらインターネットと違って専用のサポートページはナシ。


 Mastodon、今後の展開としては


  • はてな、ドワンゴなどCGM企業の参入
  • 各大学の研究室などが独自のMastodonを立ち上げ
  • ベンチャーが誰でもワンクリックで自分のMastodonを立てられるサービスを開始
  • サイバーエージェントが芸能人引き連れて参入
  • YahooJapanが一年遅れで参入して全部持っていく

 みたいなことが考えられる。


 何度も言うがMastodonの良いところは分散してるところなので、ひとつのインスタンスにたくさんのユーザーを引きつける必要性はあまりないどころかインスタンスの負担が爆増するのでWebページのようにあちこちにいろんなサーバーインスタンスが立ち上がるべきである。


 UEIとしてはエッジフィーダーとして、リモートフォロー機能のみを提供するMastodonを昨日立ち上げた。


https://mstdn.uei.co.jp/@info


 こういう使われ方が主流になっていくかどうかはまだわからない。各企業の担当者または経営トップがMastodonとは何かを理解しないとならないからだ。一応UEIのMastodonは改造してあって、新規登録ができないようになっている。


 今後魔改造されたMastodonがいくつか出てくると思うが、魔改造版と本家の整合性をとるのが大変なので、Pixivみたいに本家にガンガンプルリクエストを出すのが正しいだろう。特にページ構成に関してはプラグイン的なもので変えられないのでなんとかして欲しいところではある。


 誰かがMastodon互換の、もっとマシな実装を作る可能性は十分あって、そっちのほうがカスタムしやすいならそっちに流れるのもアリ。僕は時間がないのでやらないけど。


 また、AIのための情報収集手段としてもMastodonは使える可能性があって、Mastodonのクローラーは現在UEI社内で作るか作んないかという議論になっている。従来、Twitterの情報はTwitter社に金を払うしか手に入れる方法がなかったが、Mastodonはリモートフォローして流れてきたデータもすべて手に入るのでAIが自動的にMastodonのソーシャルストリームを解析できるようになるのも時間の問題だろう。


 MastodonとAIを組み合わせれば、そもそもPawooのエロ画像問題とかも早期に解決できるはずである。むしろ「なぜやらないんだろう」と疑問に思うレベルだ。まあ忙しいんだと思うけど。



 さらに、Kindle本まで登場



 あまりに中身がないことで話題になっていたので僕もKindle Unlimitedで読んでみた。これで500円は高い気がするが、情報がまとまっているという点では確かに多少の価値があるのかもしれない。このスピード感。



 なんせ日本でMastodonがブレイクしてまだ10日も経ってない。

 この勢いで新サービスが次々立ち上がるあたり、日本もまだまだ捨てたもんじゃない。



 Mastodonが新しいインターネットのインフラと成りうるか。

 状況を注視していきたい



 ちなみにMastodonで検索するとバンドの方が出てくるので注意されたし

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